首里城 新春の宴

年に一度、1月1日~3日の間、沖縄県、那覇市の首里城では琉球王国時代の朝賀の儀式、朝拝御規式(ちょうはいおきしき)が再現されています。今年のお正月はその見学に首里城を訪れました。
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儀式は10:00に始まり、12:00に終了します。これより前、8:30に御開門(うけーじょー)、御座樂(うざがく)の演奏がありますが、カティは10:00の儀式から見学しました。

儀式の細かいしきたりについては、省かれているそうです。

第一部 子之方御拝(にぬふぁぬぬふえ)

この儀式は天の神への拝みの儀式で、国王、王族、王国の高官である摂政、三司官から諸役、庶民の代表までが参列する国を挙げての行事でした。
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この儀式に限り、国王、王妃が正殿より出でて、北殿の前にある祭壇に拝礼します。
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往時、朝拝御規式へは王妃の参加はなかったそうですが、華やかさを加えるため演出上出演しているそうです。
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儀仗です。
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第二部 朝之御拝(ちょうぬうぬふえ)

この儀式は正殿二階唐玻豊(からはーふ)の御座に居ます国王、王妃に摂政、三司官、から庶民代表までが参列、国王への忠誠を誓い、琉球王国の繁栄を祈ります。
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第三部 大通り(おおとーり)

この儀式は国王をはじめ、諸臣がお祝いの酒泡盛を回し飲みし、諸臣を祝福し、国王、王子、王孫の繁栄を祈る儀式です。当時泡盛は貴重なお酒で、特別な儀式の時にしか口にすることができなかったそうです。
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泡盛は摂政、三司官から庶民代表までふるまわれます。新年の宴では希望する観客にも(代用品であるアルコールを含まない甘酒が)ふるまわれます。最後に一同国王、王妃に礼をして儀式は終了します。

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第一部~第三部を通して、一同唱和の際「万歳!」という琉球語「ワンスイ!」という言葉が唱えられます。

新春の宴はまるで映画を見ているようで、ず~っと前に見た映画“ラストエンペラー”が自分の前で実演されているようでした。又、古き琉球語(=沖縄方言)なのか?琉球王国宮廷語なのか?はわかりませんが、一同唱和に音頭をとる言葉が発音もイントネーションも私にはほとんど中国語にしか聞こえず、琉球王国は日本でもない、中国でもない、まさに琉球王国そのものだったのだ‥という事を実感しました。

このたび、今村様より、“首里城 新春の宴”で使われている言葉は古琉球語ではなく、中国語、それも北京語である‥とのコメントをいただきました。まさか琉球王国で中国語で宴の進行が行われていた‥とは思いもよらず、個人的に不思議な思いにかられていました。今村様のコメントによって、納得がいった次第です。ついでに、一体なぜ中国語(北京語)で宴の進行が行われていたのか?解説していただけたら、嬉しかったです。私は当時の琉球王国の高官=久米村の役人は中国人だったから…と想像していますが…

再度、今村様より疑問点についてのお答えをいただきました。首里城 新春の宴を見学するに先立ち、沖縄県立博物館総合展示(沖縄史)を訪れました。日本国としての沖縄の歴史の説明は、琉球王国と中国との関係について淡々と語られていました。今回のコメントで琉球王国と中国とは想像するより濃密であった‥と認識しました。
このブログを閲覧する方は、是非以下のコメント欄も御覧ください。琉球王国についての新たな理解を深める事と思います。


新しい年、2013年のお正月を暖かい沖縄で迎えられた事を感謝し、今年も健康で穏やかに過ごしたいと思います。

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